百成大角間村
どうめきおおがくまむら
[現在地名]門前町百成大角間
餅田村の東、皆月湾岸に近い丘陵と山地に立地。中世は志津良庄の内。百鳴とも書く。垣内に百成・大角間・城ヶ谷内・下田圃がある。修験者が信仰した大峰があり、熊野町・上熊野町・中熊野町の地名が残る。大永元年(一五二一)から天文五年(一五三六)頃と推測される
渓和尚志津良庄年貢帳(棘林志)に「百鳴分」とみえ、一千二〇〇束の田地があった。正保郷帳では高七六石余、田方二町二反余・畑方二町八反余。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
Sponserd by 