百戦百勝は善の善なる者に非ず(読み)ひゃくせんひゃくしょうはぜんのぜんなるものにあらず

故事成語を知る辞典 の解説

百戦百勝は善の善なる者に非ず

戦わないで勝つことこそが、最もよい作戦である、という教え。

[由来] 「孫子―謀攻」に出て来ることばから。「孫子」の基本的な考え方は、戦いにおいては、自分の国や軍隊をできるだけ傷つけずにすませるのが最善で、実際に戦って相手を打ち破るのは、必ず損害を伴うから次善の策である、というもの。そこで、「百戦百勝は善の善なる者に非ざるなり。戦わずして人の兵を屈するは、善の善なる者なり(何度も戦ってそのたびに勝つというのは、最善の策ではなく、戦わないで相手を屈服させるのが最善だ)」ということになります。

出典 故事成語を知る辞典故事成語を知る辞典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む