百木河内村(読み)ももきかわちむら

日本歴史地名大系 「百木河内村」の解説

百木河内村
ももきかわちむら

[現在地名]芦北町米田よねだ

大関おおぜき山を水源とする米田川の最上流に位置し、段々畑状の水田に沿って集落が点在する農山村。慶長国絵図に百井河内村とあり、寛永一〇年(一六三三)人畜改帳に「湯浦内」と注記されて村名があり、田畑高五〇四石七斗余、屋敷数一九ヵ所、家数七〇軒、男女一五五、うち女七一、頭百姓六・脇百姓一四・名子二〇、馬九・牛一四とある。同一六年の葦北郡地侍御知行割帳(徳富文書)に村名がある。湯浦手永に属し、延宝三年(一六七五)の葦北郡湯浦手永小村限御帳(芦北町誌)によれば、男女一六一のうち「牢人壱人分」の四人を除いた一五七人が「御郡筒百生共」で、うち女六九、一五歳より六〇歳までの男五二人のうちに六人の郡筒を含み、竈数一五、馬六とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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