百考(読み)ヒャッコウ

デジタル大辞泉 「百考」の意味・読み・例文・類語

ひゃっ‐こう〔ヒヤクカウ〕【百考】

あれこれ考えること。
「―千思、僕はついに自ら進んで」〈蘆花思出の記

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精選版 日本国語大辞典 「百考」の意味・読み・例文・類語

ひゃっ‐こうヒャクカウ【百考】

  1. 〘 名詞 〙 いろいろと考えること。
    1. [初出の実例]「先哲が其試験の美菓を得ざるを以て百考(ひゃくカウ)千慮遂に全く思考を他の方向に転じ」(出典:亜非利加内地三十五日間空中旅行(1883‐84)〈井上勤訳〉一)
    2. 「百考千思、僕は終に自ら進むで退学する外に、其道を見出さぬのであった」(出典:思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉六)

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