百蔵(読み)ひゃくぞう

精選版 日本国語大辞典 「百蔵」の意味・読み・例文・類語

ひゃく‐ぞう‥ザウ【百蔵】

  1. 〘 名詞 〙 江戸時代、新吉原河岸にあった切見世の最下等の遊女の称。その玉代が銭百文だったところから人名のようにいったもの。百めだま。百文。百州。
    1. [初出の実例]「親の為百ぞうと成る今江口」(出典:雑俳・桜狩(1743))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android