皆納(読み)カイノウ

精選版 日本国語大辞典 「皆納」の意味・読み・例文・類語

かい‐のう‥ナフ【皆納】

  1. 〘 名詞 〙 租税など納入すべき金品を、残りなく納め終わること。完納皆済
    1. [初出の実例]「皆納 名手御庄之内田壱段直事」(出典:高野山文書‐建仁三年(1203)三月日・僧寛全田直皆納状)
    2. 「よこたののこりかいなう」(出典:御湯殿上日記‐大永六年(1526)一一月二四日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android