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皇荘 こうそうHuáng zhuāng

世界大百科事典 第2版の解説

こうそう【皇荘 Huáng zhuāng】

中国,明代において,皇帝,皇太子,在京諸王,皇太后などの皇族が私的に領有した土地をいう。地方で藩王となった諸王や外戚の荘田と区別して,とくに皇荘と呼んだ。官田の一種ではあるが国家財政の主要な収入源である一般の官田とはまったく性格を異にする。この名称がはじめて史上に現れるのは,1464年(天順8)宦官曹吉祥からの没収地を皇后の荘田としたときであるが,皇室の私的領有地は古く漢代より見られ,明代皇荘の実質的起源も,すでに1425年(洪熙1),宣宗が母張太后のために仁寿宮荘を設けたときにはじまる。

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世界大百科事典内の皇荘の言及

【荘園】より

… なお王室に直属する荘園は,唐代ではとくに内荘宅使という官を置いて管理していた。宋代にはそうしたものは姿を消したが,明・清時代になると諸王や勲戚の荘田や皇荘が再び現れる。とくに皇荘は北直隷に集中し,清代になると盛京,山西,直隷などに内務府官荘が多く設けられた。…

※「皇荘」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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