皮膚糸状菌の種類(読み)ひふしじょうきんのしゅるい

家庭医学館 「皮膚糸状菌の種類」の解説

ひふしじょうきんのしゅるい【皮膚糸状菌の種類】

 皮膚糸状菌は本来、土の中や動物の毛や糞(ふん)の中、枯れた植物などに棲息(せいそく)していたものが、動物に寄生するようになった進化型の菌で、先祖のように有性生殖をしません。
 大別すると、①通常は土の中にいて、土から動物や人間に感染する菌(好土壌性菌(こうどじょうせいきん))、②動物の毛についていて、動物から人間に感染する菌(好獣性菌(こうじゅうせいきん))、③人間の病変部から感染する菌(好人性菌(こうじんせいきん))の3つのグループに分かれ、人の白癬の原因となるのは好人性菌が主です。

出典 小学館家庭医学館について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android