精選版 日本国語大辞典の解説
〘名〙
① 茶道で、茶入が拝領物や名物である時に、それを盆に載せて扱う点前。伝授物の一つ。
※草人木(1626)上「同輩の客に盆(ほん)たてなどの時は、茶たてすむ迄いはさる事もあり、それは世にかくれなき名物の事也」
② 略式の点茶の一つ。棗(なつめ)、茶碗を盆に載せて鉄瓶の湯で茶を点てる。略盆。
※俳諧・毛吹草(1638)六「摂待はうら盆立の茶の湯哉〈重供〉」
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