益頭郷(読み)ましずごう

日本歴史地名大系 「益頭郷」の解説

益頭郷
ましずごう

和名抄」諸本にみえる郷名。東急本に「万之都」の訓がある。郡名郷であり、大字こおりが残ることから、現藤枝市稲川いながわ・郡・立花たちばな平島ひらしまなどの一帯に比定される。郷内に益頭郡家が所在したと考えられ、立花・郡などに立地する郡遺跡が有力視されている。天暦四年(九五〇)一一月二〇日の東大寺封戸庄園并寺用帳(東南院文書)に「益頭郡五十戸料、益頭郷」とみえ、当郷は奈良東大寺の封戸とされていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

パソコンやサーバーに侵入して機密文書や顧客情報のデータを暗号化して使えない状態にし、復元と引き換えに金銭を要求するコンピューターウイルス。英語で身代金を意味する「ランサム」と「ソフトウエア」から名付...

ランサムウエアの用語解説を読む