盤若町
はんにやまち
[現在地名]能代市盤若町
能代町の西端、東に鍛冶町、北に清助町があり、西と南には砂防林が広がる。
寛政一〇年(一七九八)一〇月能代奉行の下僚・下代七人が屋敷拝領願を出し、同年の秋廻り検夫によって実現したが、翌一一年五月新町名を「般若町」とする案が出された。般若町の由来は、唐船番所のある山(現能代公園)を盤若山と称し、新屋敷地から住吉社(柳町)地区までを般若野と称することにあるとしている(「屋敷願諸書留」柳谷家文書)。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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