盧舎那仏(読み)るしゃなぶつ

旺文社日本史事典 三訂版 「盧舎那仏」の解説

盧舎那仏
るしゃなぶつ

華厳経』の本尊太陽の意
語源は梵語のvairocana。智慧の光であまねく法界を照らし輝かす仏身。『華厳経』『梵網 (ぼんもう) 経』の2経にこの仏のことを説いている。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「盧舎那仏」の意味・わかりやすい解説

盧舎那仏
るしゃなぶつ

毘盧遮那仏」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内の盧舎那仏の言及

【華厳経美術】より

…《華厳経》には60巻本の旧訳(くゆく)と,80巻本の新訳とあるが,各本とも最終の会(え)は入法界品であり,善財童子が53人の善知識を訪ねて求法(ぐほう)する仏教説話である。この最終の会以外はすべて盧舎那仏(るしやなぶつ)(毘盧遮那(びるしやな))による華厳教理の説法である。したがって華厳経美術は,本尊の盧舎那仏と善財童子善知識歴参図を中心に展開することになる。…

【毘盧遮那仏(毘盧舎那仏)】より

…絵画としては東大寺大仏の台座の蓮弁の蓮華蔵世界図がある。たびたびの兵火を免れた当初部分に線彫(毛彫)されたもので,《華厳経》《梵網経》の教主毘盧舎那仏を中心に無数の化現した仏・菩薩を表した図で,《華厳経》や《梵網経》に説く世界観をよく示している。また敦煌壁画中には華厳経変相として,《華厳経》に基づいてその教説を図解した作例があり,その中心に毘盧舎那仏が描かれる。…

※「盧舎那仏」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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