目なし経(読み)めなしきょう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「目なし経」の意味・わかりやすい解説

目なし経
めなしきょう

白描の物語下絵の上に写経したもの。 12世紀後半の作。下絵の人物のほとんどに目鼻がかきこまれていないことからこの名がある。『金光明経』2,3,4巻と『般若理趣経』の4巻が現存し,文化庁,東京国立博物館その他に分蔵される。建久3 (1192) 年,後白河院追善供養のため物語絵の下絵を料紙に用いて写経したことが『理趣経』の巻の奥書より知られる。

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