デジタル大辞泉 「白描」の意味・読み・例文・類語 はく‐びょう〔‐ベウ〕【白描】 東洋画で、墨1色を用い、筆線を主体として描く技法。また、その絵。中国では唐代に発達。日本では平安時代以降に盛行し、鎌倉時代には繊細な美しさを持つ白描大和絵様式の絵巻類がつくられた。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「白描」の意味・読み・例文・類語 はく‐びょう‥ベウ【白描】 〘 名詞 〙 東洋画で毛筆による墨の線だけで描いた絵。また、その技法。中国では漢代に始まり魏・晉時代に完成し、彩色画に対する画法として鑑賞された。日本では平安時代以降に盛行し、鎌倉時代には繊細な美しさをもつ白描大和絵様式の絵巻類などが作られた。白描画。白描法。〔随筆・嬉遊笑覧(1830)〕 〔図絵宝鑑‐巻四〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
百科事典マイペディア 「白描」の意味・わかりやすい解説 白描【はくびょう】 白描画,白画とも。描線を主体とし墨一色で描いた絵。わずかに淡彩を施したものもある。平安期には僧侶が白描図像を多く描いた。その系譜を引く《鳥獣戯画》や,《枕草子絵巻》《随身庭騎絵巻》などが有名で,中国では李公麟の《五馬図》が代表的。→関連項目絵巻|嗚呼絵|減筆|黄道周|水墨画|銭選|作絵|梁楷 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報 Sponserd by