精選版 日本国語大辞典 「目並」の意味・読み・例文・類語
め‐なら・ぶ【目並】
[1] 〘他バ下二〙 多くの人の目を経る。一説に、並べてよく見くらべる。
※万葉(8C後)七・一二六四「西の市にただ独り出でて眼不並(めならべず)買ひてし絹の商(あき)じこりかも」
[2] 〘自バ四〙 語義未詳。目が並ぶの意から、親しくする、仲が良いなどの意か。一説に、目の前に並ぶ。
※古今(905‐914)恋五・七五四「花がたみめならぶ人のあまたあれば忘られぬらむ数ならぬ身は〈よみ人しらず〉」
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