目屋ダム

デジタル大辞泉プラス 「目屋ダム」の解説

目屋ダム

青森県中津軽郡西目屋村、岩木川水系岩木川の上流にあった多目的の重力式コンクリートダム。堤高58mメートル。1960年竣工ダム湖美山(みやま)湖を形成洪水調節などに効果を発揮したが、水不足などの問題を解消するため、1972年には「第二目屋ダム(津軽ダム)」の建設が計画される。目屋ダムの約60メートル下流に、さらに大規模なダムを建設するというもので、移転住民への補償問題などのため着工までにかなりの時間を要したが、2008年には本体工事に着工。2016年に竣工。役目を終えた目屋ダムは、津軽ダムのダム湖、津軽白神湖に沈んだ。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

世界大百科事典(旧版)内の目屋ダムの言及

【岩木川】より

…中・下流部の集落やリンゴ園はこの堤防上に位置している。岩木川総合開発の一環として洪水調節と,灌漑用水の確保,電源開発を目的とする目屋ダム(貯水池は美山湖)が上流の西目屋村に1960年に完成した。【横山 弘】。…

※「目屋ダム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む