目庇(読み)まびさし

精選版 日本国語大辞典 「目庇」の意味・読み・例文・類語

ま‐びさし【目庇・眉庇】

  1. 〘 名詞 〙
  2. (かぶと)の鉢の正面下方につけた板の近世名称形状は鉢の構造によって相違する。〔日葡辞書(1603‐04)〕
  3. 帽子のひさし。また、額に手をかざしてひさしとすることもいう。
    1. [初出の実例]「正午(ひる)近き日を右の手に眉廂(マビサシ)なして打見ながら」(出典椀久物語(1899)〈幸田露伴〉一)
  4. 窓の上の、狭いひさし。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 正午 実例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android