目腐金(読み)めくさりがね

精選版 日本国語大辞典 「目腐金」の意味・読み・例文・類語

めくさり‐がね【目腐金】

〘名〙
※浄瑠璃・百日曾我(1700頃)五「なんじゃ此めぐさりがね」
座頭が貸す金。座頭金(ざとうがね)
※雑俳・柳多留‐一四(1779)「むねんさはめくさり金をかりに行」

めくされ‐がね【目腐金】

〘名〙 わずかばかりの金銭をののしっていう語。はしたがね。めくさりがね。めくされぜに。
談義本・八景聞取法問(1754)四「千両や弐千両の目腐金(メクサレガネ)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android