直乗(読み)じきのり

精選版 日本国語大辞典 「直乗」の意味・読み・例文・類語

じき‐のりヂキ‥【直乗】

  1. 〘 名詞 〙
  2. じきのりせんどう(直乗船頭)」の略。
    1. [初出の実例]「然は御国赤岡直乗儀七船、水主五人乗」(出典:無人島漂流記(1798))
  3. 近世の船方言葉で、航海の途中迂回(うかい)寄港をしないで目的地へ直行すること。
    1. [初出の実例]「著船すへき土地へ大洋を直乗するを沖乗船の主意とす」(出典:渡海新法(1802))

ただ‐のり【直乗】

  1. 〘 名詞 〙 ひたすら乗ること。いちずに乗ること。
    1. [初出の実例]「駅路(はゆまぢ)引舟渡し直乗に妹は心に乗りにけるかも」(出典万葉集(8C後)一一・二七四九)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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