直井武夫(読み)ナオイ タケオ

20世紀日本人名事典 「直井武夫」の解説

直井 武夫
ナオイ タケオ

昭和期のソ連研究家,翻訳家 元・民主労働者協会理事長。



生年
明治30(1897)年1月3日

没年
平成2(1990)年8月22日

出生地
香川県丸亀市

学歴〔年〕
同志社大学神学部〔大正8年〕中退

経歴
大正11年山川均の勧めで上京、水曜会、政治研究会などで実践運動。昭和2年日本共産党入党。3.15事件で検挙され、コミンテルンを批判して転向、懲役3年執行猶予5年の判決を受けた。10年内閣調査局に入ってソ連班主任。その後参謀本部に転じソ連研究を続けたが、16年の企画院事件で検挙された。北支那開発本社嘱託で敗戦戦後は民主労働者協会に属し、ソビエト批判の翻訳や著作を続けた。32年日本文化フォーラムを創設、雑誌「自由」を発行。後、民主労働者協会理事長となった。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android