直柄の瓠(読み)ヒタエノヒサゴ

デジタル大辞泉 「直柄の瓠」の意味・読み・例文・類語

ひたえ‐の‐ひさご【直柄の×瓠】

瓢箪ひょうたんを縦に二つ割りにしたひしゃく。柄がなくても握れるところからの称。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「直柄の瓠」の意味・読み・例文・類語

ひたえ【直柄】 の 瓠(ひさご)

  1. 直柄の瓠〈松屋筆記〉
    直柄の瓠〈松屋筆記〉
  2. 瓢箪(ひょうたん)を縦に二つに割ったもの。水をくむ道具として用いる。柄がなく、直接それを握るところからの称。
    1. [初出の実例]「つくりすゑたる酒壺に、さし渡したるひたえのひさごの」(出典:更級日記(1059頃))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android