直米(読み)ジキマイ

デジタル大辞泉 「直米」の意味・読み・例文・類語

じき‐まい〔ヂキ‐〕【直米】

売買のとき、売り手に代価として渡す米。

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精選版 日本国語大辞典 「直米」の意味・読み・例文・類語

じき‐まいヂキ‥【直米】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 奈良時代、一年分の地子(じし)の意。一年間田畑を農民に耕作させた代価としての米。
    1. [初出の実例]「畠数一千四百十三束代之中 三百束代墾田得 直米三石四斗」(出典:松岡正氏所蔵文書‐天平七年(735)一二月一五日・讚岐国山田郡弘福寺領田図)
  3. 売買のとき、買手から売手に渡す、代価としての米。じきのまい
    1. [初出の実例]「申立売買墾田券事、合弐段弐佰柒拾陸歩、直米弐斛五」(出典:東大寺文書‐弘仁九年(818)三月一〇日・近江国大国郷墾田売券)

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