相撲庭郷(読み)すまいにわごう

日本歴史地名大系 「相撲庭郷」の解説

相撲庭郷
すまいにわごう

大原おおはら庄の北端、相撲庭付近にあった郷。元亨二年(一三二二)正月二八日の観音寺食堂坐席記案によれば、相撲庭の住人が観音寺(現坂田郡山東町)会堂で行われる年頭の祈祷行事オコナイの席に同座している。一四世紀末から一五世紀にかけて郷内の地の多くが同寺に寄進された。明徳三年(一三九二)一一月二九日の寄進状によれば「大原庄相撲庭郷」内の地が塔供養・御基堂灯油の料田として寄進されている。永享七年(一四三五)六月二五日の観音寺領注文断簡には作人として「相撲庭大夫四郎」の名がみえ、康正二年(一四五六)六月二〇日の仏田目安には「相撲庭分、太郎丸升定」とある(以上大原観音寺文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 立会 井口

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む