相撲庭村(読み)すまいにわむら

日本歴史地名大系 「相撲庭村」の解説

相撲庭村
すまいにわむら

[現在地名]浅井町相撲庭

現浅井町の南東端に位置。南辺をあね川が西流する。明治二二年(一八八九)までは坂田郡に属した。北東小泉こいずみ(現坂田郡伊吹町)境に七尾ななお(六九一・四メートル)がある。集落の東方を北国脇往還が通る。もとは往還沿いの下山田したやまだ付近に集落があり山田千軒と称したと伝える。また下山田には天台宗正雲しよううん寺があったといい、正雲寺谷の地名が残る。文禄四年(一五九五)九月二五日の相撲庭村検地帳(東浅井郡志)には田畠三四町六反余・分米三五二石余とあり、庄屋として孫左衛門・北左近の名が載る。なお「東浅井郡志」はこれを天正一九年(一五九一)検地帳の書上とし、宛名の「□村九郎兵衛」を石田三成の家臣と推定している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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