人橋を架ける(読み)ひとはしをかける

精選版 日本国語大辞典 「人橋を架ける」の意味・読み・例文・類語

ひとはし【人橋】 を 架(か)ける

仲人を介して申し入れる。
狂歌吾吟我集(1649)六「思ひ川へだててこねばしきなみに人はしかけて恋ひわたりぬる」
② 続けざまに使者を出す。
浮世草子男色大鑑(1687)二「口上よき使番の人橋(ハシ)をかくれども門を閉てさらに渡りあはず」
③ 橋を架け渡したように大勢の人が行き交う。人出の多いさまをいう。
※俳諧・毛吹草(1638)六「龍田河に人橋(ひとハシ)かくる紅葉哉〈永治〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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