精選版 日本国語大辞典 「仲人」の意味・読み・例文・類語
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結婚の仲立ちをする人。媒酌人(ばいしゃくにん)ともよばれる。本来は橋渡しをする人の意で、「なかびと」の変化した語といわれる。すべての人の結婚に際して、仲人が必要な存在となったのは、さほど古いことではない。婚姻が、当事者である男女の間で決定された古い村落生活のなかでは、仲人親とよばれる者の役割は、男女を結び付けることではなく、彼らの将来の村における生活を庇護(ひご)し援助することがおもなものであった。ところが、婚姻に際し、当事者たちの意思よりも、家どうしの結び付きが問題とされるようになり、遠方婚姻が多くなると、男女とも自ら相手を選ぶ機会が少なくなり、困難にもなって、いきおい仲人という役目が重要となり、複雑にもなってきたのである。しかし、最近ではしだいに昔のように当事者の意思が重視されるようになって、「頼まれ仲人」と称して、男女の了解が済み、お膳(ぜん)立てのそろったところで、社会的地位などを考慮して仲人を頼むというようなことも多くなった。昔の仲人には、仲人親といって、実の親と同様な礼を尽くし、仲人の葬儀の際はかならず棺を担ぐという習俗は広く、ほとんど一生の間の関係となっていたが、いまではこういう関係は希薄になる傾向にある。
[丸山久子]
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…中世・近世において紛争解決のために行われた仲裁・調停。
[中世]
日本の中世社会の紛争解決手段として,一般的に行われたのは,紛争当事者が,中人(仲人)(ちゆうにん),扱衆,異見衆,立入衆,批判衆などと呼ばれた第三者(単数または複数)に解決をゆだね,その調停によって和解する噯(中人制)であった。この噯は,庶民,領主,大名など階層をとわず行われ,またその調停対象も,貸借・売買・土地あらそいなどの民事紛争,刃傷・殺人などの刑事事件,さらには合戦にまで適用されるものとして存在した。…
※「仲人」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
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