相衆・相仕(読み)あいし

精選版 日本国語大辞典 「相衆・相仕」の意味・読み・例文・類語

あい‐し あひ‥【相衆・相仕】

〘名〙
① 事を共にする者。仲間相棒手下。手伝い。あいしゅ。
浮世草子・忠孝永代記(1704)五「相使(アヒシ)の伝蔵は」
遊里で、二人ずつ組になって席に出た芸者一方をいう語。芸妓に対して雛妓(すうぎ)をいうことが多い。特に三味線を弾く者を指すこともある。あいしゅ。
※歌舞伎・名歌徳三舛玉垣(1801)五立「『そちらの女は』〈略〉『私はあいしのおきのでござります』」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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