相馬一郎(読み)ソウマ イチロウ

20世紀日本人名事典 「相馬一郎」の解説

相馬 一郎
ソウマ イチロウ

昭和期の社会運動家



生年
明治36(1903)年11月29日

没年
昭和14(1939)年11月13日

出生地
秋田県鹿角郡小坂町小坂鉱山字杉沢

別名
筆名=秋田 三平

経歴
日立鉱山に勤務しているなかで友人川合義虎、丹野セツらと社会主義を知り、大正9年上京して亀戸下宿屋を営みながら、自ら旋盤工として働き、また暁民会に参加。11年共産党入党し、南葛労働協会創立に参加する。亀戸事件後、労働運動の再建に尽力し、13年入ソしてクートベに入学、卒業後ソ連共産党員候補。昭和3年3.15事件後の党再建のため帰国し、活動中に検挙され懲役10年に処せられる。のち獄中転向をし、陸軍情報局の仕事をしたが、自責の念から自殺した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「相馬一郎」の解説

相馬一郎 そうま-いちろう

1903-1939 大正-昭和時代前期の社会運動家。
明治36年11月29日生まれ。上京して共産党に入党。大正13年ソ連にいき,クートベ(東洋勤労者共産主義大)を卒業。三・一五事件後党再建のため帰国,活動中に検挙される。獄中で転向し,出獄後の昭和14年11月13日自殺。37歳。秋田県出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「相馬一郎」の解説

相馬 一郎 (そうま いちろう)

生年月日:1903年11月29日
昭和時代の社会運動家。日本共産党中央委員候補
1939年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

今日のキーワード

世界の電気自動車市場

米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...

世界の電気自動車市場の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android