真上郷(読み)まかみごう

日本歴史地名大系 「真上郷」の解説

真上郷
まかみごう

和名抄」高山寺本は「万賀美」、東急本は「末加美」と訓ずる。真上村(現高槻市)で文政三年(一八二〇)発見された天平宝字六年(七六二)の石川朝臣年足金銅板墓誌は、「摂津国島上郡白髪しらかべ郷の酒垂山に葬る」と記している。また平城宮出土木簡に「三島上郡白髪部里」とみえる。したがってこの地の住民が、かつて清寧天皇の名代白髪部(大和国市白香谷にあった王家の部民)とされたことによって、白髪部しらかべ里とよばれるようになったのは明白である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む