真似形(読み)まねかた

精選版 日本国語大辞典 「真似形」の意味・読み・例文・類語

まね‐かた【真似形】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 何かの形をまねたもの。あるものをかたどったもの。模型模造品
    1. [初出の実例]「指さし示す塔の模形(マネカタ)」(出典五重塔(1891‐92)〈幸田露伴〉一〇)
  3. ( 「…のまねかた」で、「形だけでも…であるもの」の意にも用いる ) 一応はその類に属しているもの。はしくれ。すえ。
    1. [初出の実例]「まして此身はあやしけれど男のまねかたなれば」(出典:散木奇歌集(1128頃)釈教)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android