真坂宿
まさかしゆく
[現在地名]一迫町真坂 町
一迫川と支流昔川に挟まれた沖積地に立地し、近世は真坂村内の宿駅。南西の玉造郡岩出山宿(現岩出山町)より北の岩ヶ崎宿(現栗駒町)を経て磐井郡一関町(現岩手県一関市)に至る上街道が通る。北西の川口宿への道は仙北通とよばれ、出羽に通じる。東には奥州街道築館宿(現築館町)に通じる道がある。「真坂村安永風土記」によれば、真坂町と称し、本町・中町・荒町・御免町(いずれも一町三〇間の町並)からなり、町場は寛永一八年(一六四一)の検地以前に成立していた。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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