真如平等(読み)しんにょびょうどう

精選版 日本国語大辞典 「真如平等」の意味・読み・例文・類語

しんにょ‐びょうどう‥ビャウドウ【真如平等】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。一切の存在本性である真如は、差別相を超えた絶対の一であるということ。
    1. [初出の実例]「真如平等の松風は、八葉の峯を静かに吹き渡り」(出典:大観本謡曲・高野物狂(1423頃))
    2. [その他の文献]〔大乗起信論〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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