能の曲目。四番目物。観世(かんぜ)、宝生(ほうしょう)、金剛(こんごう)、喜多(きた)四流現行曲。ただし観世、金剛は明治以降の復曲。世阿弥(ぜあみ)作。世阿弥は『三道(さんどう)』に遊狂物の新作の代表として曲名をあげている。高師(たかし)四郎(シテ)は主君に死別し、遺児の春満(しゅんみつ)(子方)を養育しているが、春満出家の置き手紙が家臣によって届けられる。四郎が幼君の後を慕ってあてのない旅に出る態で前段を終わる。高野山の僧(ワキ)が春満を伴っているところへ、物狂いとなった後シテが現れ再会を果たす。ともに仏道に入る結末と、故郷へ連れ帰る結末との2通りの脚本がある。霊山の描写と求道(ぐどう)の姿が独得の雰囲気をもつ異色の能である。主従の物狂いの能は、ほかにも世阿弥作の『土車(つちぐるま)』がある。
[増田正造]
出典 日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典について 情報
二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の 12月中 (12月後半) のことで,太陽の黄経が 300°に達した日 (太陽暦の1月 20日か 21日) から立春 (2月4日か5日) の前日までの約 15日間で...
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