真容(読み)しんよう

精選版 日本国語大辞典 「真容」の意味・読み・例文・類語

しん‐よう【真容】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 本当の姿。応化(おうげ)でない真実の姿。
    1. [初出の実例]「仏則両部界会之真容、丹菓脣鮮、経亦一乗円頓之宝典、綫華文妙」(出典:本朝続文粋(1142‐55頃)一三・中宮周忌願文〈藤原敦光〉)
    2. 「或時には真容を現し、或時には童形比丘の形を現し」(出典:神道集(1358頃)三)
    3. [その他の文献]〔高允‐鹿苑賦〕
  3. 真実の姿を写した絵や像。
    1. [初出の実例]「丹青騁功、不雲献之真容」(出典菅家文草(900頃)一一・為大枝豊岑・真岑等先妣周忌法会願文)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「真容」の読み・字形・画数・意味

【真容】しんよう

真姿。

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