真理値表(読み)シンリチヒョウ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「真理値表」の意味・わかりやすい解説

真理値表
しんりちひょう
truth table

組合せ論理回路において,入力の可能なあらゆる組合せに対する出力を表の形に書き表わしたもの。これから組合せ論理式を簡単に導くことができる。ただし,入出力の変数が多くなると 2n の大きさで組合せの場合の数がふえるので,実際上この表を書くことは不可能となり,他のアルゴリズミックな方法を考えなければならなくなる。

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世界大百科事典(旧版)内の真理値表の言及

【命題論理学】より

…以上を表1の形にして示す。
[真理値表・〈ならば〉]
 こういった論理語の定義により,われわれは~,∧,∨,p,q,r,……によって作られるいかなる論理式についても,そこに含まれるp,q,r,……に真ないし偽の命題が代入されるどの場合についても,全体の真偽を計算することができる。例えば,pに真,qに偽な命題が代入されると,~pは偽,~qは真になる。…

※「真理値表」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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