真野正順（読み）マノ ショウジュン

20世紀日本人名事典

真野 正順
マノ ショウジュン

大正・昭和期の宗教学者,僧侶(浄土宗) 大正大学学長。

生年

明治25(1892)年6月6日

没年

昭和37(1962)年12月29日

出生地

東京市麴町区永田町

学歴〔年〕

宗教大学〔大正4年〕卒,東京帝国大学文学部哲学科選科〔大正9年〕卒

学位〔年〕

文学博士〔昭和29年〕

経歴

大正10年オックスフォード大、マンチェスター大、ベルリン大に留学。13年宗教大教授、15年大正大設立で同教授。昭和11〜12年専門部高等師範科長、21〜22年西洋哲学研究室主任、23〜37年宗教学研究室主任、24〜26年第12代学長。この間、10年には法然上人鑚仰会を組織、雑誌「浄土」を刊行。19年浄土宗教学院研究所長。著書に「仏教における宗観念の成立」「マルキシズムに対する宗教の立場」「日本人の信仰と生活」「無量寿経講話」などがある。

出典　日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」（2004年刊）

デジタル版 日本人名大辞典+Plus

真野正順 まの-しょうじゅん

1892－1962　大正-昭和時代の僧,宗教学者。
明治25年6月6日生まれ。真野順戒にまなび,東京芝の浄土宗天光院をつぐ。大正13年母校宗教大(のち大正大)の教授。昭和10年法然上人鑽仰会を組織して雑誌「浄土」を刊行。18年浄土宗教学院研究所初代所長,24年大正大学長。昭和37年12月29日死去。70歳。東京出身。東京帝大卒。旧姓は渡。号は白蓮社光誉瑞阿。著作に「日本人の信仰と生活」など。

出典　講談社