真鍋儀十(読み)マナベ ギジュウ

新訂 政治家人名事典 明治~昭和 「真鍋儀十」の解説

真鍋 儀十
マナベ ギジュウ


肩書
元・衆院議員(自民党)

別名
俳号=真鍋 蟻十(マナベ ギジュウ)

生年月日
明治24年9月16日

出生地
長崎県壱岐郡芦辺町

学歴
長崎師範卒 明治大学法学部卒

経歴
普選運動に身を投じ、拘禁を60数回も受けたが、昭和5年民政党から代議士に初当選し、以後6回当選。内閣売春対策審議会委員、自民党風紀衛生対策特別委員会委員などをつとめた。俳人としては逓信省役人時代から片岡奈王に私淑、富安風生の指導を受け、27年「ホトトギス入選高浜虚子に師事し、のち同人となる。句集に「都鳥」がある。また芭蕉研究家としても知られ、代議士時代から深川芭蕉庵関連の資料を収集。56年4月江東区にオープンした芭蕉記念館に約3000点にのぼるそのコレクションをそっくり寄贈した。

所属団体
俳人協会

受賞
勲二等旭日重光章〔昭和48年〕

没年月日
昭和57年4月29日

出典 日外アソシエーツ「新訂 政治家人名事典 明治~昭和」(2003年刊)新訂 政治家人名事典 明治~昭和について 情報

20世紀日本人名事典 「真鍋儀十」の解説

真鍋 儀十
マナベ ギジュウ

大正・昭和期の政治家,俳人,芭蕉研究家 元・衆院議員(自民党)。



生年
明治24(1891)年9月16日

没年
昭和57(1982)年4月29日

出生地
長崎県壱岐郡芦辺町

別名
俳号=真鍋 蟻十(マナベ ギジュウ)

学歴〔年〕
長崎師範卒,明治大学法学部卒

主な受賞名〔年〕
勲二等旭日重光章〔昭和48年〕

経歴
普選運動に身を投じ、拘禁を60数回も受けたが、昭和5年民政党から代議士に初当選し、以後6回当選。内閣売春対策審議会委員、自民党風紀衛生対策特別委員会委員などを務めた。俳人としては逓信省役人時代から片岡奈王に私淑、富安風生の指導を受け、27年「ホトトギス」入選。高浜虚子に師事し、のち同人となる。句集に「都鳥」がある。また芭蕉研究家としても知られ、代議士時代から深川芭蕉庵関連の資料を収集。56年4月江東区にオープンした芭蕉記念館に約3000点にのぼるそのコレクションをそっくり寄贈した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「真鍋儀十」の解説

真鍋儀十 まなべ-ぎじゅう

1891-1982 大正-昭和時代の政治家,俳人。
明治24年9月16日生まれ。明大在学中から普選運動にかかわり,大正9年憲政会にはいる。昭和5年衆議院議員(当選6回)。俳句を高浜虚子らにまなぶ。深川芭蕉庵関連の資料を収集し,のち東京都江東区の芭蕉記念館に譲渡した。昭和57年4月29日死去。90歳。長崎県出身。号は蟻十。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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