精選版 日本国語大辞典 「眺の末」の意味・読み・例文・類語 ながめ【眺】 の 末(すえ) ① 物思いにふけりながら、見るともなく見ている目の行きつく所。[初出の実例]「恋しさはながめの末にかたちして涙に浮ぶ遠山の松〈藤原実兼〉」(出典:玉葉和歌集(1312)恋三・一五七七)② 遠くを見やった視線の行きつく所。ながめやったはるかかなた。はるかな遠景。[初出の実例]「浜の方に打出でぬるながめの末は、度毎に珍しからんやうにぞ覚えける」(出典:竹むきが記(1349)下) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例