遠景(読み)エンケイ

デジタル大辞泉 「遠景」の意味・読み・例文・類語

えん‐けい〔ヱン‐〕【遠景】

遠方景色遠くに見える景色。⇔近景
画面背景で、遠方となる部分
[類語]景色美景佳景勝景絶景奇観奇勝絶勝形勝景勝山紫水明風物近景白砂青松風光明媚光景情景シーン場景全景パノラマ前景後景背景借景バック眺め風景風光風色ふうしょくけい景観景色けいしょく景趣眺望見晴らし美観壮観大観

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精選版 日本国語大辞典 「遠景」の意味・読み・例文・類語

えん‐けいヱン‥【遠景】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 遠くに見える景色。⇔近景。〔文明本節用集(室町中)〕
    1. [初出の実例]「山水遠景を画(え)がくことを学び始めしが」(出典西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉六)
    2. [その他の文献]〔王損之‐曙観秋河賦〕
  3. 写真、絵画などで、画面などに現われている遠方の部分。バック。⇔近景
    1. [初出の実例]「遠景の広野の果の丘陵に」(出典:森の絵(1907)〈寺田寅彦〉)
  4. えんけい(煙景)
    1. [初出の実例]「廷麟持以遠景」(出典:蔭凉軒日録‐長享二年(1488)一〇月一九日)

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