デジタル大辞泉
「遠山」の意味・読み・例文・類語
とお‐やま〔とほ‐〕【遠山】
1 遠方の山。遠くに見える山。
2 葉茶壺の肩にある、ひもを通す耳。
3 「遠山灰」の略。
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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えん‐ざんヱン‥【遠山】
- 〘 名詞 〙
- ① 遠くにある山。遠くに見える山。とおやま。うっすらと青いさまを、美人の眉(まゆ)などにたとえてもいう。→遠山の眉。
- [初出の実例]「嬋娟たる両鬢は秋の蝉の翼、宛転たる双蛾は遠山の色〈張文成〉」(出典:和漢朗詠集(1018頃)下)
- 「遠山の花は残の雪かとみえて」(出典:平家物語(13C前)一〇)
- [その他の文献]〔江淹‐別賦〕
- ② 琵琶の胴体の裏面と棹(さお)との接続する部分の雁金(かりがね)。
- [初出の実例]「甲に有二遠山之号一」(出典:百詠和歌(1204)一一)
とお‐やまとほ‥【遠山】
- 〘 名詞 〙
- ① 遠くにある山。遠方に見える山。えんざん。
- [初出の実例]「遠山(とほやま)に霞たなびきいや遠に妹が目見ねばあれ恋ひにけり」(出典:万葉集(8C後)一一・二四二六)
- ② 茶道で、点茶道具のある部分が遠くにある山の形に似ているものをいう。
- (イ) 茶壺の肩の山形の横筋。〔茶具備討集(1554)〕
- (ロ) 茶碗の釉(うわぐすり)をかけてできた模様が遠山の姿に似ているもの。
- ③ 「とおやまばい(遠山灰)」の略。
- ④ 琵琶の裏板の部分名。山形に彫刻されている。〔楽家録(1690)〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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遠山
とおやま
長野県南端、天竜川の支流遠山川一帯の地方名。行政上は飯田市(いいだし)南信濃(みなみしなの)、上村(かみむら)地区にわたる。赤石山脈と伊那山地(いなさんち)に挟まれた幅500メートル前後の深い谷で、長く隔絶山村であった。現在もJR飯田(いいだ)線平岡駅から上村まではバスで約1時間を要する。中世以来、秋葉街道が通り、信州(長野県)と遠州(静岡県)を結ぶ重要な交通路であったが、飯田線の開通で陸の孤島化した。急傾斜地にコンニャク、茶、ソバなどの栽培が行われ、民家も斜面に立地する。隔絶地であるため、民俗芸能、説話などが残り、湯立神楽(ゆだてかぐら)が演じられる「遠山の霜月祭(とおやまのしもつきまつり)」は国指定重要無形民俗文化財。
[小林寛義]
『『遠山まつり』(1956・長野県教育委員会)』
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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普及版 字通
「遠山」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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