着果剤(読み)チャッカザイ

デジタル大辞泉 「着果剤」の意味・読み・例文・類語

ちゃっか‐ざい〔チャククワ‐〕【着果剤】

植物生長を調節する薬剤うち受精を行うことなく単為結実を促すもの。植物ホルモン一種であるジベレリンが知られる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の着果剤の言及

【植物生長調節剤】より

…インドール酪酸は,挿木,挿芽における発根促進剤(発根剤)に用いられる。α‐ナフチルアセトアミド(商品名ルートン)も発根促進剤として,またリンゴ,ナシの摘果,ブドウの熟期調節に,p‐クロロフェノキシ酢酸(商品名トマトトーン)や4‐クロロ‐2‐ヒドロキシメチルフェノキシ酢酸ナトリウム(商品名トライロントマト)はナス,トマトの着果剤として用いられる。またα‐ナフタレン酢酸(NAA)は発根促進剤,ミカンの着果剤,摘果剤として有効性が認められていたが,現在では製造されていない。…

※「着果剤」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android