着込め(読み)きごめ

精選版 日本国語大辞典 「着込め」の意味・読み・例文・類語

き‐ごめ【着込・着籠】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 表面に露出しないように内側にこめて着ること。
  3. きごみ(着込)
    1. [初出の実例]「白き大口に唐織物の直垂めし、しきたへという腹巻きごめにして」(出典:義経記(室町中か)一)
  4. 直衣(のうし)衣冠の袿(うちき)の裾を出衣(いだしぎぬ)としないで、指貫(さしぬき)の中にこめて着ること。
    1. [初出の実例]「今日不衣。著籠也」(出典山槐記‐永暦元年(1160)一一月一七日)
  5. 大口(おおくち)などの下袴を指貫や水干袴(すいかんばかま)の下に重ねてはくこと。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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