着込み(読み)キゴミ

デジタル大辞泉 「着込み」の意味・読み・例文・類語

き‐ごみ【着込み/着籠み】

上着の下によろい腹巻き・鎖帷子くさりかたびらなどを着込むこと。また、その着込んだもの。きごめ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「着込み」の意味・読み・例文・類語

き‐ごみ【着込・着籠】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「きこみ」とも )
  2. 上着の下に腹巻、鎧(よろい)鎖帷子(くさりかたびら)などを重ねて着ること。また、その鎖帷子など。きごめ。〔天正本節用集(1590)〕
    1. [初出の実例]「着込(キゴミ)鉢巻して刀の目釘をあらため」(出典浮世草子武家義理物語(1688)五)
  3. 歌舞伎で、二役以上受け持っている俳優が、早変わりの必要があるとき、一方の役の衣装の下に他の役の衣装をつけておくこと。
    1. [初出の実例]「ト肌を脱ぎ、着込(キゴ)みの形にて」(出典:歌舞伎・阿国御前化粧鏡(1809)大詰)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android