普及版 字通 「瞞」の読み・字形・画数・意味 瞞16画 [字音] マン[字訓] あざむく・くらい[説文解字] [字形] 形声声符は(まん)。は文を加えた膝(へいしつ)(ひざかけ)の形。全体の文様が繁縟(はんじよく)な状態で、目にまぎれることをいう。それで瞞とは、目がかげって、鮮明に見るをえないこと、まぎれて欺かれる意となる。〔説文〕四上に「目なり」とあるも文意が明らかでなく、〔伝〕に「目の瞼(まぶた)低(た)るるなり」とは、見ることのくらい意であろう。満幅の文飾が目をあざむくので、瞞著のようにいう。[訓義]1. まばゆい、まぎれる、あざむく。2. たれめ、めのかげ、くらい。[語系]瞞・謾muanは同声。ともに欺謾の意がある。目のまぎれるのを瞞といい、語に欺かれることを謾という。漫muanもまた同声で、漫衍・散漫の意がある。[熟語]瞞辞▶・瞞人▶・瞞然▶・瞞蔵▶・瞞著▶・瞞天▶・瞞▶[下接語]欺瞞 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報