矛取り(読み)ほことり

精選版 日本国語大辞典 「矛取り」の意味・読み・例文・類語

ほこ‐とり【矛取・桙取・弄槍】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙
    1. 猿楽雑芸で、矛・槍を自在にあやつる曲芸。〔十巻本和名抄(934頃)〕
    2. 武芸で、矛・槍をしごきあやつること。また、その人。
    3. ( 桙取 ) 桙・槍を持つ兵士
      1. [初出の実例]「戸主甥大石、年卅五、兵士、歩、桙取」(出典:正倉院文書‐大宝二年(702)御野国味蜂間郡春部里戸籍)
  2. [ 2 ] 雅楽「弄槍(ろうそう)」の異名

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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