日本歴史地名大系 「矢倉沢関所跡」の解説 矢倉沢関所跡やぐらさわせきしよあと 神奈川県:南足柄市矢倉沢村矢倉沢関所跡[現在地名]南足柄市矢倉沢旧矢倉沢往還(現県道関本―御殿場線)沿い、狩(かり)川左岸の字関場(せきば)に番所が、内山(うちやま)から字地蔵堂(じぞうどう)に抜ける道沿いの内(うち)川左岸の字本村(ほんむら)に裏番所があった。箱根脇関所の一つ。開設時期は不詳。「風土記稿」は、小田原落城の後に初めて常番人が置かれたという伝えを載せ、天正一八年(一五九〇)徳川家康関東入国と同時期であったとする。管理は小田原藩に委任され、茶を主とする一四三品目から十分一銭を徴収する口留番所でもあった(「藩士覚書」岩瀬文書)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by