精選版 日本国語大辞典 「矢叫」の意味・読み・例文・類語 や‐さけび【矢叫】 〘 名詞 〙① 目的物に矢を射当てたとき、射手が声をあげること。また、その声。矢答え。矢たけび。[初出の実例]「得たりをうと矢さけびをこそしたりけれ」(出典:平家物語(13C前)四)② 戦いの初めなどに遠矢を射合うとき、両軍が互いに高く発する声。[初出の実例]「時つくり、矢合して、源氏の方にはとこそ射れ、平家の方にはかうこそ射れとて、矢さけびの声の退転もなく」(出典:平家物語(13C前)四) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例