矢岳高原(読み)やたけこうげん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「矢岳高原」の意味・わかりやすい解説

矢岳高原
やたけこうげん

宮崎県南西部、えびの市北部から熊本県人吉市(ひとよしし)にかけて広がる高原。平均標高は約700メートルで最高点は861メートル。北部は緩傾斜で下るが、南部は急崖(きゅうがい)をなして加久藤(かくとう)盆地に落ち込む。霧島(きりしま)火山形成前の火山活動によってできた加久藤カルデラの外輪山である。霧島山、えびの市の展望に優れ、山麓(さんろく)には吉田温泉(よしだおんせん)が湧出(ゆうしゅつ)する。交通の難所で、九州旅客鉄道肥薩(ひさつ)線のループスイッチバックなどがみられる。

[横山淳一]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む