矢野口(読み)やのくち

日本大百科全書(ニッポニカ) 「矢野口」の意味・わかりやすい解説

矢野口
やのくち

東京都稲城市(いなぎし)東端の地区。調布(ちょうふ)、稲城、町田の各市を結ぶ鶴川街道多摩川を越えた所が矢野口の渡しの地で、いまは多摩川原橋(たまがわらばし)が架かる。地名は、大田区矢口と同じく日本武尊(やまとたけるのみこと)東征のおり矢合わせ(合戦)をしたことによるという。また矢口の渡し(大田区)にある新田義興(にったよしおき)謀殺の地は、実際はこの矢野口であるとの説がある。付近は多摩川ナシ産地で知られる。

沢田 清]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む