知徳村(読み)ちとくむら

日本歴史地名大系 「知徳村」の解説

知徳村
ちとくむら

[現在地名]広川町広川

当条とうじよう村の南西に位置し、広川が流れる。天正一七年(一五八九)村名が定められ、知徳村三町とされる(稲員家記)。本高一二三石余(元禄国絵図)。当村はもと広川の北にあったが、元禄年間(一六八八―一七〇四)川の南に移転したという(啓忘録抜萃)。「在方諸覚書」では古高・役高ともに二二五石。享和二年(一八〇二)の春免高帳に高三二一石、文化四年(一八〇七)の畝付帳では本田一二町八反余・開田一町四反余・畑田二町余・畑一〇町五反余・開畠二反余・居屋敷三反余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android